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freeeの借入金管理アプリを使った感想

今回、日本政策金融公庫からの借入に伴い、freeeの「借入金管理アプリ」を利用して返済データの登録を行いました。
実際に操作してみて分かったのは、手動入力よりもCSVで取り込む方が効率的かつ確実であるということです。以下では、その手順と注意点を整理します。
データの準備
公庫ダイレクトから取得できるのはPDFデータのみのため、そのままではアプリに取り込めません。
そこで、Geminiを活用してCSVデータを作成しました。
Geminiに入力した指示は以下のとおりです。
- 「CSVに変換してほしい」と入力
- 「金額のカンマを削除してほしい」と指示
- カンマが残っているとアプリ読み込み時にエラーとなるため
- 「2列目の日付の先頭を 7.→2025、8.→2026、9.→2027、10.→2028 に変換」と入力
- 和暦を西暦に置き換えることで日付として正しく認識されるようになる
- 「先頭を」と指定することで、8.8.25 → 2026.8.25 と正しく変換される(指示しないと、8.8.25 → 2026.2026.25となる)
この手順により、アプリで取り込み可能なCSV用データが完成します。
Geminiが直接CSV形式で出力する場合もありますが、そうでない場合はコピー&ペーストして自分でCSVを作成する必要があります。
Excelでの整形
CSV出力ができない場合にはExcelで整形します。
- Excelを起動し、Geminiから取得したデータを貼り付け
- A列を選択し、
「データ」→「区切り位置」→ 区切り文字をコンマに設定 → 完了 - 表形式に変換後、CSV形式で保存
これで、借入金管理アプリに読み込ませる準備が整います。
完成したCSVデータのイメージ

freee借入金管理アプリでの取り込みと設定
次に、freee借入金管理アプリで契約登録を行います。
- アプリで「契約登録」を選択
- 作成した返済予定表(CSV)をアップロード
- 返済日、元金返済額、利息返済額の列を正しく指定
- エラーがなければそのまま取り込み可能

- 取り込み後に以下の項目を設定
- 契約タイトル
- 勘定科目(元金・利息分)
- 金融機関名
上記以外の項目については必要に応じて設定します。
設定が完了したら「返済予定表に進む」を押し、内容を確認した上で「登録」をクリックすれば契約登録が完了します。
登録データのイメージ

freee会計への仕訳登録
登録が完了すると、契約一覧から内容を確認できます。誤りがあれば「編集」で修正可能です。
また、返済予定表タブからはfreee会計へ直接仕訳を連携できます。
基本的には全件送信で問題ありませんが、送信したくない仕訳がある場合はチェックを外すことで除外することが可能です。
登録された仕訳は、貸方科目が「未払金」として処理されます。
支払利息の税区分は、本来「非課税仕入」とするのが適切ですが、「対象外」でも消費税額に影響がでないため編集せずこのままにしておきます。
さらに、一度自動引き落としが発生した際に「未払金/登録口座」で仕訳を登録しておけば、次回以降は自動で仕訳候補が生成されるため、作業が一層効率化されます。


まとめ
freeeの借入金管理アプリを実際に使用した結果の記事はいかがだったでしょうか。
CSVで取り込むことにより手入力のリスクを軽減し、作業効率が大幅に向上します。
また、freee会計と連携することで、仕訳登録まで可能なため、ぜひ活用してみてください。
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